美山 茅葺の里 (京都)
京都府の美山町に行ってきました。
山懐に抱かれた小さな集落、美山町は茅葺の里として知られています。
50戸の集落ですが、其の内38棟が茅葺屋根の家々で、その殆どに人々が住んでおられます。
茅葺屋根の軒下に面白いものを見つけました。
脱穀機、長持ち、防火用水の桶・・・何時頃の物なのでしょうか?
町の直ぐ側を清流、由良川の源流が流れています。
鮎釣りのさおを垂れる人たちを見受けました。自然が豊かです。
民宿が有りました。茅葺屋根の小さな民宿です。なんだか郷愁を感じますね。
何時か泊まってみたいです。
小さな民宿・またべ
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている地ですが、歴史的景観の保全と住民の方の生活維持をするのは大変な事でしょう。
帰り道、亀岡付近の鎮守の森で夏祭りを催していました。
賑やかな露店がならぶ道を本殿に向かうと、境内でバンド演奏をしています。
懐かしい60年代のヒット曲の演奏です。
聴いていると巫女さんがくじ引きの券を下さいました。縁起が良い「うさぎ」が当たりました。
何か良いことある如し!!!
京都・五山の送り火
毎年、8月16日は京都五山の送り火(大文字焼き)。
お盆を京都で迎えるのが、夏の我が家の恒例行事になっています。
京都を囲む5つの山にそれぞれ「大文字」「左大文字」「船形」「鳥居形」「妙法」の形に火が
ともされ漆黒の空を焦がします。
五山の送り火は、お盆に迎えた祖先の霊をあの世へ送り届け、無病息災を祈るお盆の行事です。
今年は嵯峨広沢の池の灯籠流しと、其の背景に燃える「鳥居形」を見ることにしました。
昼間の広沢の池
夕闇が濃くなる頃、2000個の灯籠が広沢の池に流されました。
この中には先祖の霊を供養して流した、私の灯籠も混じっています。
灯籠が漂う夜の広沢の池
五山の最後に点火される「鳥居型」は五山の中で唯一西山に位置し、高度も低いために市内各地から見るのは難しいのですが、五山の送り火の中でも最も勇壮で美しいと称される送り火です。
親火から移された松明を持って一斉に走り、火床に突立てます。鉄製の受け皿火床に乗せて点火するという独特の方法が取られ、108つある火床は、人間の煩悩を焼き尽くします。
送り火「鳥居形」を背景にしての灯籠流し
点ってから消えるまで、30分間の火の祭典は何時見ても感動的です。
そして、五山の送り火は、京の夏の終りを飾る行事でもあります。
私も、祖先への感謝をこめて送り火に手を合わせました。
電子辞書
電子辞書を買いました。
10年近く前に買ったキャノンの電子辞書は、とてもシンプルな物で英和・和英・国語・漢和・・などの少しの機能しかありませんでした。
今回のはシャープの「papyrus」、以前のより薄型になっているのに機能は100倍以上も詰まっていそうです。
電子辞書 papyrus
外国語だけでも7ヶ国語の会話や単語、おまけにネーティブな発音の音声までも。
辞書だけでも数十種類、使いそうに無いのもありますが、「言葉の作法辞典」「方言一覧辞典」「日本語知識辞典」・・・等々、面白そうなのもいっぱい有ります。
能力開発の項には、「脳を鍛える計算ドリル」「漢字検定挑戦」・・・「脳年齢測定」も出来ます。
旅行の時など、電車の中でしていたら時間はアッと経ってしまうでしょうね。
百人一首は音声も出ますし,俳句歳時記・雑学辞典も面白そう。
他、医療・生活・ビジネス・・なんでもあります。
付いているペンで画面に書いて漢字の検索もできます。
色々な機能満載の為、説明書も分厚くて読むのも大変!
こんな小さな入れ物に、莫大な情報がぎっしり詰まっているなんて、なんと優れものでしょう!
でも私は、この様な機能を、到底使いこなせそうにもありません。
甘夏の葉っぱに、アマガエル
厳しい暑さが続いている毎日ですが、庭の甘夏の葉に「アマガエル」を見つけました。
雨が降ることを願っているのでしょか?
良江おばあちゃん!
良江おばあちゃんを囲んでの、恒例の食事会が催されました。
良江おばあちゃんは93歳!元気溌剌です。
子供、孫、曾孫、甥、姪・・・・など総勢30名の笑いがいっぱいの楽しい食事会でした。
良江おばあちゃんは歌人です。
日本女流短歌100人の中にも選ばれている凄い人です。数年前までは、国内でも有数のある短歌結社の主幹もされていました。
今も月一度、短歌教室の先生をされています。
良江おばあちゃんは、御茶ノ水女学校の時からずーと短歌を続けると共に、其の頃の女性記者の先駆けの一人でもあります。
こんな事書いているとバリバリの~女史の様に思われますが、実際はおっとりとした可愛らしい女性です。
良江おばあちゃん曰く「先日、若い人が一緒に行ってくれると言うので軽井沢の別荘に行って来ましたよ」と・・・若い方ってお幾つ?と聞きますと「もう直ぐ80歳って仰っていましたよ」と。
93歳と79歳のおばあちゃんパワーは凄い!!!
「勉強でも、趣味でも、遊びでも、やりたいと思った時に、直ぐにやらなくてはダメよ!」と良江おばあちゃんはいつも私達の背中を押して励ましてくれます。
良江おばあちゃんは、私の生き方のお手本です。こんなに長生き出来ませんが、生きている間は、元気で楽しい人生を送りたいと思います。
今年も「梅干」漬けました!
7月14日待ちに待った「南紅梅」10kgが届きました。
今年は紀州の梅農家に注文していたのですが、なかなか届かないのでヤキモキしていました。
南紅梅10kg
遅くなった訳が解かりました。
送り状には次の様に書かれています。
「我が家の梅干用南高梅は、後1日ほどで自然落下してしまうくらい樹上で熟させた梅を収穫していますのでアク抜きはしなくても大丈夫です」と。
早速漬け込みました。10kgの梅は、いつも、5リットルビン4本に分けて漬けます。
塩は10%程に減らしているので、カビが生えない様毎日チェクしなければ。
10kgの梅を4つのビンに漬ける
樹上で熟した梅なので、梅酢水が出るのも早いです。
梅酢水が梅の実がかぶるまで上がったので赤紫蘇を入れました。
揉んだ赤紫蘇を入れた途端、梅酢水はパッと鮮やかな紅に染まります。
赤紫蘇を入れる
夏の土用の頃まで、このまま漬けて置きます。梅もだんだん紅く染まってきます。
その後、夏のカンカン照りの続く日に梅・紫蘇・梅酢水を3日3晩干します。
夜露に当てると良いと聞いていますが、雨が降ったり、猫が遊びに来たりしたら困るので、私は夜は取り込みます。
3日3晩干した梅と紫蘇は、又、梅酢水に戻します。
この頃には4つのビンに漬けていた10kgの梅も、5リットルのビン2つに納まる程の嵩になります。
今年も、来月、8月土用の頃、梅を干します。
そして、去年漬けた梅干しを食べ始めます。
梅干大好きな人がいて、毎年私の梅干を待っています。明日届けますからね!
写真は去年漬けた梅干です。
1年間漬けると10kgの梅も2つのビンに。
私の漬けた梅干は塩分を10%に抑えている為か、梅の酸味が強く感じられます。
塩っぱくは無いですが、酢っぱい梅干です!
梅味噌!
蒸したホクホクの新じゃが芋、採りたての根曲竹、冷やした新鮮な胡瓜、トマト・・・これらを「梅味噌」をつけて頂きました。
「梅味噌」の存在を知らなかった私は、その美味しさにビックリ!
梅のエキスが溶け出て、ほのかな梅の香りと、まろやかな味噌味。
直ぐに作り方を教えてもらいました。
材料は「梅」「味噌」「砂糖」だけというのもシンプルで私好みです。
青梅で作ると良いと教えてもらったのですが、今の時期、店頭にはちょっと熟した梅しか見当たりませんでした。
あまり甘いのを好まない私は、砂糖も減らし、鷹の爪を3本加えて漬け込みました。
時々かき混ぜて、3ヶ月くらいから美味しく頂けるそうです。
出来上がった「梅味噌」はゆるめてドレッシングにするも良し、香味野菜を刻み混んで冷奴に添えるも良し、焼き魚にぬっても、豚カツにも・・・!
漬け上がるのが待ち遠しいです!
オルセー美術館展
美術館めぐりが好きです。好きな絵の前に椅子などがあれば言うことナシ!平日の空いている時間が良いですね。絵と対峙して対話するのも楽し・・・。
上野・東京都美術館にオルセー美術館展を見に行きました。何年か前にパリのオルセー美術館を訊ねてゆっくりと楽しんで来たので、もう一度あの感動を味わいたくて・・・。
私の好きな絵も何点か来ているので楽しみにしていました。
兎に角凄い人人人。ゴッホやセザンヌ、モネの絵の前は何重にも人垣が出来ていて見るどころか通るのも大変、早々に退散しました。
上野公園の桜が咲いていました。さすがに吉野桜はまだ蕾も固いですが、御徒町よりの公園入り口の大きな「大寒桜」の木が殆ど満開でした。
美術館の混雑ですっかり疲れた目と体に、桃色の花びらが優しく感じられました。
水天宮へお参り
天地の最初に出現した宇宙の根元の神、天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)や、壇ノ浦で二位の尼に抱かれて波間に消えた安徳天皇(8歳)と其の一族の霊を祭ってある「水天宮」さんにお参りに行きました。今は子授け、安産祈願の神様として有名です。
お参りした日はちょうど豊作を祈る行事「祈年祭」の日、神主、祢宜さんがお清めをして祭壇にむかわれました。
お天気も良く青空に紅梅が綺麗!!
嬉しい集まりでしたのでみんなで会食、予約してある人形町「今半」へ。
関東風すき焼を戴くのは初めて。関西のすき焼は「わりした」も無く直接砂糖、醤油をかけるので味が濃いのでしょう、と良く聞かれるので、どう違うのか楽しみです。仲居さんが焼いて下さり良い香りが漂います。
今日の肉は大分牛。ご主人の目利きによって時々変わるそうです。おとふ、白滝、ねぎ、春菊、椎茸・・・等々定番のものを「わりした」を注ぎながら焼いて下さり、ビール、日本酒、ワインで美味しく戴きました。勿論白ご飯とお味噌汁もしっかり戴きました。
関東風・関西風「すき焼」の味にあまり違いが有るとは思えませんでした。関西も煮詰まってきたら昆布だしを足したり、水分の多い野菜を入れて調節します。ただ関西では水で戻した焼き麩はいつもすき焼には付き物でしたが関東ではみられません。
みんなと別れて少し歩くことにしました。
隅田川大橋から見た景色です。高層マンションがいっぱい。
今、あちこちでマンション建設ラッシュですが、大丈夫なのでしょうか?日本の景気は全てに良くなってきているのでしょうか?
春の足音聞こえてきます!
爽やかな陽射しに誘われて散策に出かけました。地球温暖化のせいでしょうか二月と言うのにこの暖かさ、紅梅は満開、万両は鈴なりの真っ赤な実を、沈丁花ももうすぐ良い香りを私達に届けてくれることでしょう。でも地球温暖化が及ぼす危険性を考えると、暖かさを喜んでばかりはいられません。
ちょっと遠出をして,私が勝手に「ととろの森の鎮守さま」と名付けているちいさな神社に立ち寄りました。
昔、この様な小さな神社の屋根裏に小さな蝙蝠が何匹も巣くっていたのを見たことがありますが、この鎮守さんにも生息している様な気がします。
何ともいえない良い香気を辿って行くと造園屋さんの庭に出ました。蝋梅です。蝋梅にも何種類有るそうですが、香りも違うのでしょうか?
広い造園庭園の端っこの方に「蕗のとう」がいっぱい芽を出しています。ちょうど庭の手入れをなさっておられるおじさんにお願いをして頂いてきました。
採りたての「蕗のとう」で早速「蕗味噌」を作りました。ほろ苦い春の香りはお酒の肴にぴったり!ご飯の友にもぴったり!美味しく出来ました。