名勝・渉成園 「枳殻邸(きこくてい)」 

周囲に枳殻(カラタチ)が植えてあったことから、「枳殻邸」(きこくてい)と呼ばれています。 京都駅から徒歩10分ほどにあるこの庭園は、知る人ぞ知る場所で、訪れる人も少なく隠れ家的のお庭です。 京都の、あちこちに溢れるほど見る外国人観光客も、ほとんど見かけません。 高石垣・・・門を入って正面に。長い切石、礎石、石臼などの素材を組み合わせての築きは高度な技術が必要でしょう。私の好きな石垣です。
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印月池・・・東山から昇る月影が水面に美しく映ります。
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傍花閣(ぼうかかく)・・・個性的でどの方向から見ても奔放で軽快な建物です。訪れるといつも、飽きずに眺めています。
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閬風亭(ろうふうてい)・・・大きな建物ですが、軒が深く穏やかな姿です。東山を借景に園池を満喫できます。
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侵雪橋(しんせつきょう)・・・頼山陽は雪の積もったこの橋の様子を玉龍に例えています。
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回棹廊(かいとうろう)・・・北大島と丹楓渓とを結ぶ檜皮葺の木の橋。
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宣如上人の隠居書として建てられ、作庭者は石川丈山。 頼山陽が書いた「渉成園記」は庭の美しさを余すところなく記したものとしても有名です。 私が訪れるのはいつも青葉の頃です。紅葉の頃、積雪の頃、桜の頃にも散策してみたいと思います。
posted by 方向音痴の旅人 at 14:58Comment(0)

修学院離宮 (京都)

新緑の美しい季節、京都に帰ったので、「修学院離宮」に行って来ました。 比叡山麓にある修学院離宮は上、中、下の三つの雄大な離宮から成り立っています。 上離宮・・・修学院離宮の本領であり、谷川をせき止め「浴龍池」と呼ぶ大きな池を中心にした回遊式庭園。 浴龍池
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千歳橋・・・浴龍池にかかる橋で、中国的な感じがします。
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楓橋・・・秋には真っ赤なモミジに囲まれ見事な景観が楽しめます。
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窮邃亭・・・楓橋を渡っての浴龍池に建つ茶屋。創建当時の現存する唯一の建物。
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上・中・下の離宮の間に広がる水田は実際に耕作されていて、水田をも風景に取り入れています。この水田は宮内庁が買い上げ、地元農家と契約を結んで耕作、収獲物はもちろん農家のものです。
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中離宮
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楽只軒・・・内親王のために建てられた建物で、濡れ縁を回して付けられている欄干が「網干の欄干」と呼ばれ珍しいものとか・・・
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楽只軒の板戸に描かれている鯉が暴れまわるので、筆者不明のこの鯉の絵に、円山応挙が網を描いたとの伝えがあるそうです。
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下離宮
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寿月観・・・この館から眺める外景は四季を通じて美しい・・・
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この館に掲げられている「寿月観」扁額は、後水尾上皇の宸筆だそうです。
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順路としては、下離宮、中離宮、上離宮と登って行きます。 下離宮から上離宮までの標高差は40m、案内人と一緒に、1時間30分~2時間程かけて周ります。 広大な敷地内は緑が美しく、かっては、雅な人々が歩いたであろう小径を散策してきました。
posted by 方向音痴の旅人 at 17:08Comment(6)

京都・山科毘沙門堂

京都での仲の良い友達が入院していると聞いて・・・ びっくりしてお見舞いに・・・元気だったので一安心・・・ 外科なので食べるのは大丈夫とのこと、お茶しておしゃべりして・・・ 病院の近くに良いところがあるから、帰りに寄って行くように進められました。 毘沙門堂です。 七福神の毘沙門天様を本尊とする天台宗の門跡寺院。
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早咲きの桜は咲いていましたが・・・
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樹齢150年のしだれ桜は、まだまだ蕾が固いです・・・見頃は4月半ばだそうです。
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参道・・・秋には錦繡色に染まるとか・・・元気になった彼女と訪れたいですね。
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山科疎水の道も少し歩いてきました。 琵琶湖から京都へ水を引くために作られた琵琶湖疏水。その一部が山科を通っています。ここも桜の名所ですが・・・少しほころび初めの桃色の気配が見えますね。
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posted by 方向音痴の旅人 at 16:05Comment(8)

京都・友とランチ♪~

今日は友人とランチの約束。 平安神宮の近くのお店で集合・・・。 卒業式を終えた学生たちが楽しそうです・・・新社会人よ、これからの日本をしょって行って下さいね!
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ゆく道々、桜が・・・早咲きの桜でしょうか、満開です!
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美味しいランチ・・・友人が予約をしておいてくれました。フレンチです♪~
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味はもちろん、目でも春を感じて楽みました! 久しぶりに会った友です。話の花もいっぱい咲きましたよ。 近くを散策です。 並河靖之七宝記念館・・・昔、七宝を少かじったことがありますが、こんな所に記念館があるとは知りませんでした。(写真はHPからお借りしました)
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作品の写真はもちろん撮影禁止ですが、建物と、お庭も、素晴らしいのです。(撮影OKです)
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庭園は7代目小川治兵衛が手がけたもので、池には琵琶湖疎水を引き込んでいます。
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うるおい豊かな空間の演出として、小川治兵衛が疎水の水を民家の庭に引いた初めての例だそうです。
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宮家に使えていた並河靖之には、海外からの来客も多かったので、鴨居も高く182㎝、輸入ガラスの障子で開放的に眺められるように工夫してありました。
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posted by 方向音痴の旅人 at 10:04Comment(2)

京都・地蔵院

実家の法事がありましたので、京都に帰えりました。 少し早い目に京都入りして、花めぐりをしてきました。 桜には、まだ、早いと思いますが・・・地蔵院に・・・。
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樹齢280年を越す枝垂れ桜で有名ですが、やはりまだ蕾です。でも、すこ~しピンクがかっているのが判りますか。 京都円山公園の初代枝垂れ桜とは姉妹ザクラです。
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桜は咲いていませんでしたが、地蔵院の木蓮は今が見頃です。穢れ無き真っ白!綺麗!
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すぐ近くに「小野小町塚」があります。 各地に小町塚は存在していますが「小野小町のおはりける所は、山城の出野の里なりとなん」と百人一首抄にも記されているので、一番信憑性があるそうです。
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良いお天気なので、花めぐりの散策です。 木蓮とミモザ・・・「炒り玉子みたい・・・」と子供が幼い時に言ったことを思い出して、ミモザの花を見るたびに、頬がゆるみます。
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桜も咲いていました。
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これは、早咲きの桜ですね。ソメイヨシノなどの半分ほどの小さな花弁です。
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落椿、昨日の雨で、ちょっと汚れていますが・・・。
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明日も花を求めて歩くつもりです。
posted by 方向音痴の旅人 at 13:11Comment(4)

朝堀り・「白子たけのこ」

京都の友達、Yちゃんから筍がどっさり届きました。 彼女の住んでいる所は美味しい「白子たけのこ」産地で有名です。近くには筍料理で有名な錦水亭もあります。 今回届いた筍は、芽を出す寸前の土の中に埋まっているのを掘り出したものです。
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筍は私の大・大好きな食材の一つなので、嬉しくて嬉しくてニコニコしながらお礼の電話をしました♪~! 筍ご飯、若竹煮、土佐煮、木の芽和え・・・どれも美味しくて大好きです!
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一度食してみたいと思っていたのが「焼筍」です。 堀たて筍を皮付きのままホイルで包んで焼くのですが、土から顔を出してしまうとエグミが有るので顔を出す前の筍が良いそうです。 今回試してみました。焼いてる時も香ばしい匂いがしてワクワクしてきます! アツアツを一口・・・ほんのり甘くて…筍の味がギューと詰まっています・・・美味しい!
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Yちゃん嬉しい贈り物有難う! 美味しく頂いていますよ。さすが「朝堀り筍」!湯がかなくてもエグクなかったですよ。 又、京都で一緒に遊びましょうね!

実相院

京都・岩倉にある「実相院」に行きました。 門跡寺院である実相院は住職を天皇家の血を引く方々が務められていた、格式の高い寺院です。
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ご本尊は木造立像不動明王、 狩野派の画家たちの描いた襖絵等もたくさんありますが、写真撮影は禁止です。 お庭は撮影しても良いので・・・。
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実相院には2つの庭がありますが、1つは池泉回遊式庭園で、奥の書院と客殿との間にあり、裏山の景色と溶け込んだ素晴らしい庭です。楓が紅葉する頃は一段と綺麗でしょうね。
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もう1つの庭は、枯れ山水の雄大な石庭です。 この庭も、山々を借景とした石庭で、紅葉の頃、桜の頃は大層美しいそうですが、今は芽吹きを待つ木々ばかりで残念です。
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冬のこの時期は訪れる人も少なく、ゆっくりと拝観出来ましたが、とても寒かったです!

ミニコンサート <琴・三味線・地唄>

京都御所近くのホテル内の可愛らしい喫茶店で、お友達の「ミニコンサート」が催されるので行って来ました。 琴・三味線・地唄の演奏会です。
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お師匠さんである彼女達は、それぞれが、琴・三味線・地唄を全てこなします。 現在は、琴や三味線などに親しむ機会が少ないので、少しでもみんなに楽しんで聴いてもらえる演奏会をと、この様な小さなコンサートを時々催されています。
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普通の琴は十三弦ですが、これは十七弦の琴です。十三弦のよりだいぶ大きく、低音がよく鳴りアンサンブルを下支え し、厚みのある音の表現が出来るそうです。
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三味線の演奏写真が撮れなかったのはちょっと残念ですが、和服姿での「ミニコンサート」は華やかで、優雅で、楽しいひと時でした。                コンサートの後、久しぶりに錦市場を歩きましたが、時間が遅かったのか閉まっている店が多かったです。 錦天満宮にお参りしましょう。
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今年は丑年・・・みんなが願い事の為になでた個所が光っています! 私も撫でて来ましたヨ!
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灯の入った提灯も綺麗ですね。 ここには「京の名水・錦の水」がコンコンと湧いています。無味、無臭、無菌の飲用に適する良質の御神水ですのでお参りの時はお試し下さい。
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天満宮を出てスグのところにある鳥居は、両端がビルに刺さっています。 以前は参道も広く、鳥居もゆったりと建っていたのでしょう。ビルの中から見ると突き刺さっているのが良く分かるとか! 両側のお店に入って観て下さいね。
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大原の里

大原の里も、秋の気配が感じられます。 大原の地は千年以上前からの声明(仏教音楽)の発祥の地であり、念仏聖による浄土信仰の聖地でもあるそうです。
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大原の里で有名なのは、三千院、寂光院ですね。でも、今日は、三千院は階段の下からお参りをして・・・・
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参道には、お土産屋さんが並んでいます。
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三千院の前から続く階段を下りて・・・
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一枝だけ真っ赤に・・・・!
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勝林院です。このお寺も拝観したいのですが・・・。 今、「JR そうだ京都へ行こう」のコマーシャルで流れています。
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秋日を受けたモミジ、綺麗です・・・この道をすぎて・・・
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今日の目的地「宝泉院」に到着です。
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真如堂(真正極楽寺)

以前から行ってみたいと思っていた真如堂を訪ねました。 真如堂は、比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。
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先ずは、手水舎で両手を清めて・・・。 太陽光を透かしたモミジのなんと美しい事!
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御本尊は阿弥陀如来立像です。本堂ともども重要文化財に指定されていて、御開帳は一年に一度だけ。 慈覚大師が像を彫られた時「比叡山の僧のための本尊になって下さい」とお願いされると、如来は首を振って拒否されました。「都に下って、すべての人々をお救い下さい。特に女の人をお救い下さい」と言われると、如来がうなづかれたところから、「うなづきの弥陀」とも呼ばれているそうです。(如来様の写真は真如堂HPより)
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東山を借景の「涅槃の庭」。 向かって左(北)を頭にしたお釈迦様が右脇を下にして横たわり、その回りを弟子や生類たちが囲んで嘆き悲しんでいる様子が石によって表現されています。
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文化財にも指定されている、重厚な「三重塔」。
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真如堂は紅葉の美しいお寺としても有名です。秋には、広い境内真っ赤に燃えあがり、多くの人で賑わいますが、今の季節は人も少なくゆっくりと楽しめます 明日は大原の里へ行きます。
posted by 方向音痴の旅人 at 00:11Comment(6)

南禅寺 ・ 水路閣

南禅寺 九月、京都の街も秋の気配が感じられる日、南禅寺に行きました。 京都五山(天竜寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺)と言えば、そうそうたるお寺ですが、南禅寺はその五山の上におかれる格式高いお寺です。
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石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と大見得を切ったと言われる山門です。この山門は、2層からなる高さ22mの壮大な楼門です。
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歩いてみたい石畳ですが・・・立ち入り禁止です。
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史跡琵琶湖疎水「水路閣」 南禅寺も魅力いっぱいのお寺ですが、今日の目的は、南禅寺境内にある琵琶湖疎水の水道橋「水路閣」です。 木立の間から「水路閣」が見えて来ました。
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煉瓦造りのアーチ状の構造の「水路閣」、堂々とした美しい姿を今も見せてくれています。
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風化した赤レンガの、13の橋脚が形づくる大小のアーチの連続が美しいですね。 小説の主人公の気分でしょうか・・・もの想う女性が・・・。
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明治18年、 明治維新による東京への遷都の後「琵琶湖疏水事業」として着工されたそうです。 古代ローマの水道橋を参考に建築され、橋上を今も琵琶湖疏水の支流が流れています。
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最初の写真の反対側です。辺りはモミジの木がいっぱいです。 これからの紅葉の季節、又違った景色を見せてくれることでしょう!
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posted by 方向音痴の旅人 at 00:02Comment(9)

「大文字五山送り火」

今年のお盆も京都で迎えました。 五山の送り火の中「鳥居」を見た事がないという友人と一緒に広沢の池から眺める事にしました。 7時過ぎの広沢の景色です。
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広沢の池が夜の帳に包まれる頃、「灯籠」が流され始めました。 お盆に帰ってきた死者の魂を、現世からふたたびあの世へと送り出すために・・・
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「鳥居」に火がともされるのは8時30分・・・送り火を燃やすのは、13日夕方に精霊迎えで帰っていた祖先の霊の帰り道と明るく照らす為と言われています。
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はるか昔から続いてきた祖先とのつながりと、人々を取り巻く自然とを共存させて、夏の風物詩と育ててきた人間の知恵は素晴らしいですね。

迷いの窓・悟りの窓 「源光庵」

京都鷹峯の源光庵に行ってきました。 鷹峯三山を借景にした庭の美しさで知られている光悦寺のすぐ側です。           源光庵の参道
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「紅葉の頃の源光庵は素晴らしい、が人も多い。訪ねるなら冬枯れの日が良い。少し雪が積もっていたらなお良い。」 私がこの文章を読んだのは随分前。冬に訪ねようと決めていました。           唐風の小さな山門
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二層の山門は手を伸ばせば梁に届きそうに小さく可愛らしい。 山門の上部中央にかかる額には、「復古禅林」の字。 1694年、卍山道白(まんざんどうはく)がこの寺を臨済宗から曹洞宗へと変えた際、清人薫愛山師から送られたもの。
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山門をくぐると見事な赤松、その向こうに本堂。 訪れた時、先客の方がお帰りになられました。 冬の昼下がり、参拝客は誰もいません!           畳にに座って
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今、此処に居るのは私だけ。 北山を借景とした枯山水のお庭も独り占め・・・! 音の無い空間と、凛とした景色に、何日か前に降った雪も風情を添えて気持ちが引き締まります。           落城の悲劇を伝える血天井
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伏見桃山城で石田三成軍に敗れた鳥居元忠らの一党380名が自害した時の床板を、源光庵の天井板にすることで霊を慰めています。手形、足形が今もはっきりと見えます。
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源光庵で有名なのが、堂内の「悟りの窓」と「迷いの窓」。 向こうに見える白壁が、その部屋です。 「今日は暖かで良かったですね」受付の女性に言われましたが、やはり2月、開け放された「迷いの窓」「悟りの窓」の前に座っているとコートを着たままでも冷えて来ます。           迷いの窓
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迷いの窓は角型に「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表している・・・。           悟りの窓
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悟りの窓は丸型に「禅と円通」の心を表し円は大宇宙を表現する・・・。 美しい景色を切り取ることで、禅の心を見る人に伝える・・・こんな仕掛けを考えた先人の知恵の素晴らしさに感心しますが、凡人の私にはよく解りませんでした。